のんびり景色を眺めたり、散歩をしたり、ラフティングや釣りなどのアクティビティにチャレンジしたりと、川には楽しみ方がいっぱい。あなたはこれまで、どんなふうに川での時間を楽しんできましたか?また、これから挑戦してみたいことはありますか?

今回、リバサポでは「川イイ!調査団」と題して、個人サポーターの皆さんにアンケートを実施しました。テーマは「これまで楽しんできたこと」と「これから挑戦してみたいこと」。20代から60代まで、合計121名の方々にご協力いただきました。

寄せられた回答を分析しながら、川・川辺での楽しみ方についてご紹介します。いつもの川でのひとときがもっと楽しくなるヒントを、ぜひ見つけてくださいね。

川遊びの定番からマニアックなものまで!経験者の多い人気のアクティビティとは?

まずは、「川・川辺の楽しみ方として、やったことがあるもの」の結果をご紹介します。浅瀬での水遊びや釣り、川サウナ、ロックバランシングなど16の項目に分類して、回答を集計しました。

Q1. 川・川辺の楽しみ方として、やったことがあるものは?(複数回答)

気軽に楽しめるアクティビティが上位に

「浅瀬での水遊び(72%)」や「水切り(63%)」「散歩、ウォーキング(63%)」などが上位にランクイン!特別な道具やスキルがなくても楽しめるうえ、家族や友人と手軽に体験できるため、多くの人に親しまれていることがうかがえます。
また、1位にはわずかに及ばなかったものの、「キャンプ、BBQ、焚き火(71%)」もイメージ通りの人気ぶりです。

ラフティング、カヌー、カヤックなどは2人に1人が体験

大自然を満喫しながら、川ならではの爽快感を楽しめる「ラフティング、カヌー、カヤックなど(46%)」は8位に。約2人に1人が体験したことがあるという結果から、川のアクティビティとして定番の人気ぶりがうかがえますね。一方で、事前準備が必要になるため、気軽に始められるアクティビティに比べると、少しハードルが高く感じられる部分もあるようです。

マニアックだけど魅力的なアクティビティも

少数派となってしまいましたが、川辺での新しい楽しみ方として注目したいのが「ロックバランシング(2%)」。過去にリバサポでも紹介したことがあるアクティビティです。ただ石を積んでいくだけなのに、いつの間にか夢中になってしまう不思議な魅力があります。石さえあればすぐに始められるので、川に行った際はぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。

●ロックバランシング(石積み遊び)と横瀬川の出合い
https://saitama-riversupporters.pref.saitama.lg.jp/magazine/feature-rock-balancing/

世代ごとの傾向が見えてきた!調査結果を徹底比較

皆さんが経験したことのあるアクティビティについて調査を進めると、世代によって少しずつ違いがあることがわかりました。調査結果を「20~30代」「40~50代」「60代」に分けて、上位10項目を比較したのが以下のグラフです。

Q1. 【世代別】川・川辺の楽しみ方として、やったことがあるものは?(複数回答)

【20~30代】川遊びは「特別な体験」に

「浅瀬での水遊び」や「キャンプ、BBQ、焚き火」の経験者が他の世代より多い20~30代。キャンプ場やアウトドア施設が普及したことで、川遊びが「日常の自然とのふれあい」から「特別なアクティビティ」として楽しまれるようになっていると考えられます。

【40~50代】大切なのは「自分時間」と「家族時間」

「釣り」や「生き物観察」の体験率が他の世代より高いのが特徴的。「釣り」は、一人でリフレッシュできる趣味として人気がありそうな一方、「生き物観察」は、子どもと一緒に自然に触れ合える家族向けのアクティビティとして選ばれているようです。自分だけの時間も、家族と過ごす時間も大切にする、この世代ならではの楽しみ方が見えてきます。

【60代】健康第一!自然とともに楽しむ川遊び

「水切り」の経験者が多いのは、子どものころに川遊びが身近だったこの世代ならではの特徴と言えそうです。ちなみに、埼玉県の荒川は流れが穏やかで川面が広く、水切り遊びに適した川なんだとか。詳しくは、関連のマガジン記事でチェックしてみてください!

●【リバーラブストーリー】水切り遊びの聖地 埼玉・荒川の深~い話
https://saitama-riversupporters.pref.saitama.lg.jp/magazine/rivlove_mizukiri01/

「散歩、ウォーキング」や「サイクリング」の人気は、健康志向の高まりが背景にあるのかもしれません。リタイア後の時間的余裕も加わり、自然の中で無理なく体を動かせるアクティビティがこの世代に支持されているようです。

次に挑戦したいのはこれ!川遊びの人気アクティビティランキング

続いては「川・川辺の楽しみ方として、今後やってみたいこと」。第1位は「ラフティング、カヌー、カヤックなど(48%)」が選ばれました。すでに約2人に1人が体験したことがあるアクティビティですが、それと同じ割合の人が「挑戦してみたい」という結果に!川ならではの爽快感を楽しめる水上アクティビティは、やはり根強い人気がありますね。

第2位は「釣り(37%)」、第3位には「沢登り・沢下り」と「キャンプ・BBQ・焚火」が36%を獲得し、同率でランクイン。少しお出かけして楽しむレジャー活動が上位に並びました。

Q2. 川・川辺の楽しみ方として、今後やってみたいことは?(複数回答)

また、個人サポーターがおすすめする川遊びスポットとして、多くの票を集めたのが「長瀞」でした。1位から3位のアクティビティをすべて楽しめる人気のエリアです。水上アクティビティに挑戦したい方は、ぜひ訪れてみることをおすすめします。

そんな長瀞エリアで冬でも楽しめるアクティビティが「ぽかぽか こたつ舟」。興味のある方は、是非こちらの記事もご覧ください。

●【長瀞】ぽかぽかこたつ舟と五感で味わう、冬のおわり
https://saitama-riversupporters.pref.saitama.lg.jp/magazine/feature-kotatsubune/

続いて、アンケート調査で得られたその他のおすすめ川遊びスポットをご紹介します!

【番外編】おすすめの川遊びスポットもご紹介!

アンケート調査では「川・川辺を楽しむときに、埼玉県内でおすすめのスポット」についても自由記述でお答えいただきました。その中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

提供:東秩父村
ヤマメの里親水公園の河原は、浅瀬で子連れにおすすめです。(30代・男性)
提供:狭山市観光協会
入間川沿いのサイクリングロードから眺める富士山の景観がおすすめです。(60代・男性)
提供:鴻巣市商工会
桜の季節は吹上の元荒川遊歩道がおすすめです。(30代・男性)

川辺での楽しみ方を広げよう!

今回のアンケートを通じて、川がさまざまな楽しみ方で、幅広い世代に親しまれていることが改めてわかりました。リバサポでは、川での時間をより楽しく、充実したものにするための活動をこれからも続けていきます。次のお出かけの際は、ぜひ今回の結果を参考にしてみてください!

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