ふかや花園プレミアムアウトレットモール周辺の環境をプロギングできれいに!

2022年のアウトレットモールのオープンに伴い、交通量や人出が増加し、周辺の環境が大きく変わったふかや花園エリア。環境美化と賑わい創出、参加者の健康増進を目的としてプロギングイベントが開催されました。

イベント概要

≪ふかや花園プロギング VOL,1≫
・日時:2023年10月7日(土)8:40~11:00
・参加者数:約150名
・主催:古郡建設株式会社(リバサポ企業サポーター)、一般社団法人プロギングジャパン
・協力: 深谷テラスパークエリアマネジメント、ふかや花園プレミアム・アウトレット(三菱地所・サイモン株式会社)、ヤサイな仲間たちファーム(ふかやベジタブルコミュニケーション株式会社)、秩父鉄道株式会社(リバサポ企業サポーター)、花園子ども食堂運営委員会(深谷はなっこ食堂)、花園インターチェンジ花ボランティアの会

プロギングとは?

プロギング(Plogging)とは、スウェーデンで始まったジョギングを楽しみながらごみ拾いを行うエクササイズで、街のごみが減るだけでなく、健康にもよい活動です。

イベントスタート!

参加者が続々と深谷テラスパーク円形広場に集合。受付では名札が渡され、今日のためのニックネームを書いて身につけています。
一般社団法人プロギングジャパンはロゴが印字されたカラフルな軍手を貸出していました。

受付が終了し、開会式が始まりました。 主催者の古郡建設株式会社の古郡社長が「プロギングはまちも川も心も体もきれいにすることができます。ここ深谷から埼玉県をプロギングタウンにしていきましょう!」と挨拶。

続いて、一般社団法人プロギングジャパンの常田会長から実施方法について説明がありました。

「プロギングバッグは2種類あり、オレンジには燃えるごみ、青には燃えないごみを入れてください。全員分はないので、オレンジのバッグを持っている人が燃えないごみを拾ったら、グループ内でコミュニケーションを取って、青いバッグに入れさせてもらってください。
それから、今日の3つの約束です。一つ目、事故に気を付けてください。お子さんの参加者もいるので、配慮をお願いします。二つ目、広報用に写真を撮らせてもらいます。顔を出したくない人は後で教えてください。三つ目、拾いたくないごみは拾わない。今日は気持ち良く拾えるごみだけを拾えばOKです。目標は1人1個のごみを拾うことです。」

さらに、ごみを拾うコツもレクチャーされました。
背中が丸まって姿勢が悪くならないように視線は遠くを見る、ごみを見つけたら体の横で腰を落として拾う、さらに負荷をかけたい人は足を前後に開いて腰を落とすランジの姿勢でしゃがんで拾ってみるとよいそうです。

続いて、尾股由美トレーナーによる呼吸筋ストレッチで準備運動です。
尾股トレーナーによると、呼吸筋ストレッチとは、肺の周りの筋肉を鍛えて呼吸の質を高めるストレッチということで、「吸う」「吐く」という呼吸をしっかり意識して行います。
始めは息を吸うタイミングと吐くタイミングが掴めず苦戦していた参加者も多かったですが、慣れてくると皆とても気持ちよさそうにストレッチを行っていました。
体を動かすと徐々に表情もほぐれていきます。

さて、いよいよグループ分けをしてごみ拾いに出発です。
カテゴリーは約3㎞を歩く「ウォーキングコース」、約4㎞をゆったり走る「ゆるジョグコース」、そして約5㎞を走る「がちジョグコース」の3つです。
この記事では、ウォーキングコースとがちジョグコースの様子を紹介していきます。

ウォーキングコース

参加者同士で「今日はどんなきっかけで参加したんですか?」「どんなお仕事をされているんですか?」というようなお話をしながらゆっくりと歩き始めました。
活動中に参加者同士のコミュニケーションが促されるのがプロギングのいいところの一つです。
中には「この道路は僕が工事したんです」という方も!この道路ができるだけきれいに保たれるように、という想いで参加したそうです。

落ちているごみは決して多くはないですが、よく見るとタバコの吸い殻や空き缶などが。小学生のお子さんも上手に拾っていきます。
いつも古郡建設株式会社主催のプロギングに参加しているという方は、「いつものウォーキングコースで歩く市街よりごみが少ないです。お天気が良くて、緑が残っていて、とても気持ちがいいです。」と話していました。

途中の水路で「ごみがありますね…」と覗き込んでいると、何かが動きました!種類は判別できませんでしたが、魚がいました。

最後は蟹沢排水路沿いを歩いてゴールに向かいます。運よくSLも見ることができました。

がちジョグコース

がちジョグコースでは、少し足を延ばして荒川まで出ます。農業用の水を取り入れている堰である六堰頭首工を超え、荒川を渡って折り返します。
六堰頭首工では、大きなコイや小魚の群れが泳いでいました。

コースのところどころにごみが落ちていました。国道沿いの交差点付近には、ペットボトルやたばこの吸い殻などが多く落ちていました。
ごみを拾うたびに、燃えるごみはオレンジのプロギングバッグ、燃えないごみは青のプロギングバックを持っている方にごみを入れさせてもらうので、自然に会話が生まれます。
普段は越谷市を流れる新方川の美化活動をされている古郡建設株式会社のグループ会社の方や、古郡建設株式会社のSDGsの取組の講演を聞いてこの活動を知ったメーカの方も参加されていました。

最後に秩父鉄道の踏切を横断し、会場までの緩い上り坂をみんなでダッシュしました。実際は約6kmも走っていましたが、小学生、若者達は元気に駆け上っていきました。

がちジョグコースには古郡建設カラーのオリジナルリバチャリバッグを背負った自転車サポート班が伴走支援しました。
拾ったごみを受け取ってリバチャリバッグに入れていたら、いっぱいになり、一旦スタート地点に戻り、往復したそうです。

ゴール!

ゴールしたらグループごとにごみの計量と分別を行います。

最終的に集まったごみは44.65kg!
燃えるごみ、プラスチックごみ、缶、ペットボトルなど様々な種類のごみがありました。

閉会式

普通のごみ拾いイベントだと、この後は記念撮影をして終了…ということが多いですが、これで終わりません。
再び尾股トレーナーが登場し、全員で健康筋トレを行います。

開会式で行った呼吸筋ストレッチとはまた違い、しっかり体幹に効かせていきます。
追い込んだ後は呼吸筋ストレッチで呼吸を整えました。
普段使わない筋肉を使って「いい汗かいた~」という達成感が満ち溢れていました。

一般社団法人プロギングジャパンの常田会長から「プロギングジャパンのモットーは「ポジティブな力で足元から世界を変える」です。SNSなどで、今日のプロギングが楽しかった!またやりたい!というポジティブな発信を是非してください。」というお願いが。
最後に、全員で記念撮影をして終了です。

実はこのイベントは当初、6月に開催予定でした。それが台風接近に伴い中止となってしまったので、10月に再度企画されたのです。主催者の願いが通じて、この日はとても気持ちの良い秋晴れ。終了後の参加者の皆さんの表情も晴れやかで、見事にリベンジ成功です!

古郡建設株式会社によると、次は12月に深谷市内でプロギングのイベントを企画しているとか。これからもプロギングの輪が広がっていくとよいですね!

関連リンク

〇古郡建設株式会社
http://www.furugori.co.jp/

これを読んだあなたにオススメ

【イベントレポート】川について情報交換!川の再生交流会2024を開催

【イベントレポート】トップアスリートが指導!戸田でローイングクリニック開催

【イベントレポート】「川に愛着を持って」白熱のダウンリバーレース! ULTRA A70後編