はじめまして。フォトグラファーの櫻子です。

私は現在、地元である埼玉県の広報アンバサダーとして、埼玉県の魅力について「写真を撮る楽しさ」とともに発信しています。

そしてこの度、SAITAMAリバーサポーターズの一員として、私もマガジン記事の作成に協力させていただくことになりました。主に、フォトグラファーの視点で、写真を撮っていて楽しい場所や、見つけたおすすめのスポットなどを中心に紹介させていただく予定です。よろしくお願いします!

さて、今回のテーマですが、これまで私が撮影した埼玉県の川の中から、「美しい!」と感じた場所を3つ厳選してご紹介いたします。

さらに、写真の撮り方のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください!

スポット1:埼玉県を代表する景勝地「嵐山渓谷」

嵐山渓谷は、秩父山地の堂平山から流れる槻川(つきかわ)の清流が作り出した渓谷です。東秩父村から小川町、そして嵐山へと流れる川が、岩場によって流れを狭められたことで美しい渓谷が形成されています。岩畳が特徴的というのもあり、埼玉県を代表する景勝地のひとつにもなっています。

秋には紅葉が美しく、鮮やかな景色が広がります。この風景が京都の嵐山に似た風景から「武蔵国の嵐山」と名付けられたそうです。

特に印象的だった場所は、嵐山岩畳の近く。岩盤がミルフィーユ状に層を成しており、近づくとゴツゴツしているのが分かります。このエリアは鋭い岩の形状から川の流れが速くなっているのが見えました。

写真は、28mmの広角で撮影。川幅が狭いので、対岸を広く捉えるためには広角レンズが最適です。
流れが速いので、水の流れも綺麗に写り、躍動感のある一枚を撮ることができます。

嵐山渓谷をGoogleマップで確認

※嵐山渓谷での動画、静止画等の撮影を行うにあたり、各機関より許可を受ける必要があります。詳しくは嵐山町のWebサイトをご確認ください。

嵐山渓谷における撮影について

スポット2:河原バーベキューの聖地「飯能河原」

埼玉県西部を流れる入間川の清流、飯能河原。
西武池袋線飯能駅から徒歩15分というアクセスの良さが魅力で、手ぶらでバーベキューも楽しめるため、夏には多くの観光客で賑わいます。

特におすすめなのが、川を囲む豊かな森と大きな赤い橋が印象的な「割岩橋」の風景。
緑と赤のコントラストが印象的で、写真映えします。
この写真は、夏シーズンに割岩橋の手前から、木の葉の前ボケを入れてふんわりと撮影してみました。

豊かな自然に囲まれた河原なので、晴れた日は木漏れ日も綺麗です。
木陰から、自然光が漏れる様子を撮影するのも楽しいです。

そして特に行って欲しい場所が、割岩橋を渡った先にある静かなエリア。
人通りが少なく、川幅が狭くなるため、写真を撮るのに最適な場所です。

水位も低いので、足を少し入れて入水することもできます。
奥行きがあって広々とした空間なので、ぜひ広角レンズで撮影してみてくださいね。

さらに奥を進んでいくと、石のブロック橋があります。
ここも、人物を立たせて撮ると写真映えするのでおすすめです。
この写真は大人数でフォトウォークをした時の写真です。思い出の一枚になりました!

飯能河原をGoogleマップで確認

スポット3:国指定の名勝・天然記念物「長瀞岩畳」

埼玉の代表的な川の景色といえば、長瀞にある岩畳ではないでしょうか。隆起と風化によって長い年月をかけて作られた景色は圧巻です。この景観ができるまで、2億年以上もの時間がかけられたのだとか…。撮影する際は、一番高い岩に登って、川全体を見下ろすように撮影するのがおすすめです。

友達に赤いワンピースを着てもらって景色にアクセントを加えてみました。
岩の間に生えた植物も撮りたいポイント。無機質な岩との対比が美しいので、ぜひチェックしてみてください。

ライン下りの他、周辺では川で釣れた新鮮な鮎もいただくことができます。
これからの秋の季節の、紅葉も楽しみですね。

長瀞岩畳をGoogleマップで確認

カメラを持って、川辺の散策を楽しみましょう!

以上、写真を撮っていて楽しい、埼玉の美しい川3選でした!
是非、カメラを持って散策しながら、景観の魅力を感じてみてくださいね。

この記事を書いた人

櫻子

埼玉県本庄市出身。透明感のある儚い世界観で写真を描くフォトグラファー。 写真で地元の埼玉周辺や旅した地域の魅力発信もしています。
埼玉県広報アンバサダー

https://www.instagram.com/sako_photo/

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