自転車に乗ってゴミ拾い!

自転車に乗りながら川沿いのゴミを集める、その名も「清掃ライド」。埼玉に本社を持つ自転車メーカー「ホダカ」が主体となって、元荒川周辺のゴミ拾いにチャレンジしました。

イベントの様子を紹介

・日時:2021年11月11日(木)13:00~16:00
・場所:ホダカ株式会社本社(越谷市流通団地1-1-9)〜元荒川周辺
・参加者:ホダカ株式会社役員・社員、越谷市職員、埼玉県職員など総勢22名

※新型コロナウイルス感染症対策として原則マスクを着用しておこないました。

まずはテスト走行からスタート!

実は当初予定していた日程は雨天のため延期に。無事延期した11月11日は天気に恵まれ、清々しい陽気のなかイベントがスタートしました。

参加者のみなさんの自己紹介を経て、取締役の今泉さんからスポーツバイクの乗り方のレクチャーがおこなわれました。

特に注意すべきポイントは「ブレーキ」です。今回、参加者が乗るスポーツバイクは『クロスバイク』という街乗りやサイクリングに適したもの。スポーツバイクは軽量でブレーキの効きがよく、急にブレーキをかけてしまうと転んでしまう危険性があるのです。そこで、「前輪ブレーキである右手側ブレーキではなく、左手側のブレーキから徐々にかけていく」というコツを教えてくれました。

そのほか、複数人で自転車に乗るからこそきちんと共有しておきたい、停車や減速などの「ハンドサイン」、ゴミを拾う際の分担方針などについてもレクチャーがあり、個々に自転車が割り当てられました。

ホダカより貸し出されたヘルメットとグローブを装着して、いざテスト走行スタート!4つのグループに分かれて、ホダカ本社周辺を実際に走行してみます。

ここでしっかりとサドルの高さを調節し、最初の乗り方やブレーキのかけ方、ハンドサイン、ギアチェンジ方法などもチェック。いわゆる「ママチャリ」よりも前傾姿勢になるので慣れが必要ですが……テストライドで皆さんある程度乗りこなすことができるようになりました。

みんなで元荒川へ!清掃ライド本番スタート

テスト走行も問題なく完了。いよいよ元荒川に向けて出発です!今回清掃をおこなうルートは以下の通り。中川合流地点近くまで走行するA・B斑は往復約12km、走行距離が短い分担当清掃区間が長いC・D斑は往復約8kmを走行します。

ところどころ小さな坂はあるものの、ほとんどが平坦で走りやすいルート。川沿いは緑道になっているため、自動車との接触の危険性も低く、スイスイ進むことができました。

この日は、川沿いの草の刈り取りがおこなわれた直後だったこともあり見晴らしの良さが抜群。ぱっと見、ゴミは見当たりませんでした。

「これじゃ、ただのサイクリングで終わってしまうのでは……!?」と思ってしまうほどキレイな元荒川でしたが、進んでみると橋近辺にはゴミが散乱。歩行者の邪魔にならないよう自転車をサイクリングロード脇に停め、河原に降りてゴミを拾います。

拾ったゴミは、各斑に同行するホダカ社員が背負うゴミ入れバッグにイン(実はこのバッグ、デリバリーサービス用のリュックを活用したバッグなんだそうですよ!)。草刈り後だったおかげでゴミが見えやすく、細かなゴミがたくさん集まりました。

集まったゴミは、ほとんどが家庭ゴミ。ゴミ収集場所から飛んできてしまったのか、それともポイ捨てされてしまったのか……?コンビニで購入できる食品類のパッケージも多く見られました。

そして無事全員がゴール地点に合流!参加した皆さんからは清々しい笑顔が見られました。

1時間ほどのライドでしたが、一緒にサイクリングを楽しみながらゴミを拾うことで、グループごとの連帯感が生まれた様子。「グループごとに写真を撮りましょうよ!」と記念写真撮影もおこなわれました(写真は順にA・B・C・D斑)。

各グループが運んできたゴミ入れリュックは、すべてパンパンに!「まだまだ拾えそうだった……」との声があがるほど、この日はゴミが発見しやすい状態にあったようです。

記念撮影を終え、一同はまた自転車に跨がりホダカ本社へ。皆さんすっかり慣れた様子で、残りわずかのライドを楽しんでいました。

最もゴミを集めたのはどのグループ?

事故もケガもなく全員がホダカ本社に到着。イベントの締めくくりとして、各グループが集めたゴミの重さを集計しました。

全員で集めたゴミは合計7.2kg!そのうち、最もゴミを集めたのは、B斑でした! B斑代表者には、ホダカより「一生忘れない景色を見に行こう」がコンセプトの自転車『KESIKI』Tシャツをプレゼント。川の美しい景色を守るために行った今回の清掃ライドにぴったりですね。

当日乗った自転車『KESIKI』 ※かっこいい自転車の撮影方法についてはこちら

参加者からは、「心地良い疲れで、とても充実した時間でした」「川自体はとてもキレイ。ゴミがあるところにまた新たにゴミが捨てられている印象だったので、キレイな状態を保つことで誰もゴミを捨てることのない河原にできたらいいですね」といった声が聞かれました。

イベント終了後には、ホダカのお二人にインタビューを実施。イベント実施に向けての取り組みやSDGsへの想い、そして今後の展望などについてうかがいました。

その記事はこちら>

参考:県内のサイクリングロード(埼玉県HP)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a1006/gurutto/gurutto-cycle.html

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