(海と日本プロジェクト広報事務局・提供)

制限時間の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う「スポGOMI甲子園2023埼玉県大会」が8月4日、さいたま市大宮区の大宮公園で開かれました。

15歳~18歳の高校生全10チームが参戦して、川口工業高校の「クリーンクリン」が優勝。拾ったごみの総量3.04kgという輝かしい成績で、見事栄冠に輝きました。

今回は、熱戦が繰り広げられた埼玉県大会の様子をプレイバックします。

イベント概要

日  時2023年8月4日(金)10:00~12:00
会  場大宮公園(さいたま市大宮区高鼻町4丁目)
参加人数10チーム/計29人
主  催(一社)海と日本プロジェクトin埼玉県
(一社)ソーシャルスポーツファウンデーション
共  催日本財団 海と日本プロジェクト/CHANGE FOR THE BLUE
協  力SAITAMAリバーサポーターズ、埼玉県教育委員会

埼玉県大会で集められたごみの総量は10.68kg!

「スポGOMI甲子園」は、高校生3人1組のチームで編成。60分の制限時間内に、定められたエリアで力を合わせてごみを拾い、その質と量をポイントで競い合う、地球に最も優しいスポーツと言われています。

今年の埼玉県大会では、全10チーム29人が参加。集められたごみの総量は、10.68kgを記録しました。

結果は川口工業高校の2年生チーム「クリーンクリン」が、ごみ総量3.04kg/580.0ポイントを獲得して優勝。準優勝チームに262.0ポイント差をつける完勝劇で、2023年11月に東京で行われる予定のスポGOMI甲子園全国大会でも好成績が期待されます。

甲子園全国優勝校、リベンジに燃える高校…10チームが繰り広げた熱戦

優勝は、川口工業高校の「クリーンクリン」。2位は、川口工業高校の「チーム前川」、3位は鳩ケ谷高校の「鳩ケ谷連動制御盤」という結果で幕を閉じた今大会。3位チームは、2位チームとわずか1ポイント差という大接戦を演じ、今年も熱い戦いとなりました。

優勝チームの「クリーンクリン」は、ペットボトルを最も多く集めたチームに贈られる「埼玉県環境部長賞」もダブル受賞。オリジナルアイテム賞は、ゴミ袋の上から被せるタイプで、分別をスムーズに出来るアイテムを作った大宮高校の「インペラトル」が受賞しました。

大宮公園は、5年連続でスポGOMI甲子園を開催している“聖地”。お花見やスポーツ大会など、市民の憩いの場ですが、それゆえに多くの人が集まる場所であり、大量のごみが出てしまいます。海に隣接していない埼玉県だからこそ、今後も「スポGOMI」を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やして、海洋ごみ問題をより身近に感じてもらいたいと思います。

【優勝チーム】川口工業高校「クリーンクリン」コメント

2年連続で参加しましたが、昨年はチーム数が多かったこともあり、大宮公園のごみを全部拾い切ることができました。しかし1年後の今日、同じ場所に来ましたが、ごみがまた落ちていることが悲しかったです。

大会に向けては、7月に合宿を行い、3泊4日で校舎の清掃を行いました。また川沿いなど、学校外の清掃活動も積極的にやってきました。

今年は約3kg拾いましたが、去年より少なく、大宮公園が前回の時より綺麗になった印象はありました。今回、優勝することができて、ほっとしておりとても嬉しいです。先輩たちが昨年、全国大会で優勝したので、自分たちも全国大会2連覇を目指します。

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