サイクルトレインに乗って「利根川水系サイクリングのハブ」にサイクリストが集合!
”加須はサイクリング天国だ。”をキャッチコピーに観光サイクリング「KAZOLING」の取組を進めている加須市。今回、加須市物産観光協会と東武鉄道とのコラボにより東武鉄道浅草駅~加須駅間で輪行専用臨時列車を走らせ、サイクリングツアーイベントが開催されました。
イベント概要
≪KAZOLINGトレインツアー≫
・日時:2023年2月26日(日)
・参加者数:76名
・ゲストライダー:飯島誠氏、おおやようこ氏、則包高希氏、おかだまさたか氏、戸丸大地氏、YUKARI氏
・主催:加須市物産観光協会(リバサポ企業サポーター)
・協力:加須市、ブリヂストンサイクル株式会社(リバサポ企業サポーター)、Cycle Sports、オーストリッチ、さいたまディレーブ(リバサポ企業サポーター)、ヤング農マンKAZO、加須青年会議所、平成国際大学、かぞのイイトコ見つけ隊、市内サイクリスト(市民ガイド)、SAITAMAリバーサポーターズ
・コース:ショートコース(約35km、加須市を満喫するコース)
ロングコース(約65km、利根川水系を巡る広域ツアー)
加須市のポテンシャル
初めに今回のイベントの会場である加須市について紹介します。
加須市は関東平野の中心に位置し、群馬県や栃木県へもアクセスしやすい北関東の玄関口。平坦な土地であることに加え、「渡良瀬遊水地」や「利根川自転車道」を有するなど、実はサイクリングに適したまちでもあります。
加須市の自然、絶景、グルメを自転車で巡り、身体にも心にもいい時間を過ごすのがKAZOLINGです。
オープニングセレモニー
イベント開催は2023年2月26日(日)。天気は晴れ。ただし、かなりの強風!
午前9時前、現地集合組の参加者たちが続々と集まってきます。オープニングセレモニー前にブリヂストンサイクル株式会社の飯島誠氏から参加者に対して安全講習がありました。出発前に自転車のメンテナンスをしてブレーキや空気圧などを確認すること、ハンドサインや声掛けなどをしっかりして、急に止まらないこと、信号が黄色になったら無理してついて行かずに止まること、といった注意事項が伝達されます。
しばらくしてトレインツアー組が到着。自転車を組み立ててオープニングセレモニーに臨みます。
オープニングセレモニーでは加須市長が「かぞ愛」「自転車愛」のパネルをもって登場。市を挙げてサイクリストを歓迎していることが伝わり、参加者の心を掴みました。
豪華ゲストライダーたちも登場し、会場も盛り上がっていきます。
リバサポ事務局からも「サイクリング中にごみを捨てないで」というお願いとともに、「リバチャリ」について紹介させていただきました。今日はリバチャリバッグを担いでツアーに参加です。
記念撮影後はピストルの音でサイクリングツアースタートです。
グループに分かれて自己紹介をしてからガイドの先導で出発します。
(※グループによって走行ルートやエイドステーションに立ち寄る順番が異なります。今回はリバサポ事務局が参加したグループの例を紹介します。)
水と緑のふれあいロードを走って1つ目のエイドステーションへ
スタート地点を出発したら、市街地を抜け、田んぼ道や水と緑のふれあいロードを走っていきます。風で波立った水面に太陽の光がキラキラと反射していて、美しい景色が続きます。
1か所目のエイドステーションに到着。到着するや否や、参加者から「本当にここがエイドステーション…?」という声が聞こえました。
なんと洋食屋さんのお店の中に入って、テーブルに座ってお食事です。加須ブランドの絶品グラタンとコーヒー・紅茶が提供され、ゆったり過ごしました。初対面の人同士でも、自転車トークで盛り上がってすぐに打ち解けられるのがいいですね。
お店を出て、今度は田んぼ道を走っていきます。普段ならエモい景色を楽しめるはずが、風が強過ぎて進めません。体勢を低くして、体を傾けても厳しく…安全を確保するため、やむなくルート変更です。
別の道に出て次のエイドステーションを目指します。
強風の中を進み、騎西城へ
到着したのは騎西城に設けられたエイドステーション。加須青年会議所の皆さんが運営を担当し、加須うどん、いがまんじゅう、塩あんびんといった地元の名産が振る舞われました。
他のグループも続々と到着し、情報交換も盛り上がります。
田んぼ道を走り、農家のエイドステーションへ
騎西城を出て、強風の中をまた少し走ると次はヤング農マンKAZOの皆さんが運営するエイドステーションに到着。今度は農家のビニールハウスの中です。風が遮られていてほっと一息。ここでは炭火で焼いたブランド豚と地元でとれた野菜や米を使った豚丼とお味噌汁が提供されました。
また、取れたて野菜やいちじくを使ったゼリーなども販売されました。
強風のため、利根川サイクリングロードには行けず…
次は加須市を出て羽生パーキングエリアに立ち寄ります。本当は利根川沿いを走るはずが、あまりの強風で断念・・・(参加者の皆様、是非またの機会に利根川を走りに来てくださいね!)
最後のエイドステーションへ
田んぼ道を走り、最後のエイドステーションへ。平成国際大学の学生さんたちが運営し、「いちごとまと」やコロッケ・メンチカツなどが振る舞われました。
「いちごとまと」とは、いちごのような形状をした糖度の高いトマトです。かぞブランドにも認定されています。
ゴールへ
各エイドステーションで地元グルメを堪能し、大満足でゴールです。参加者からは「こんなに地元グルメが食べられるなんて思っていなかった。嬉しい誤算だった。」、「景色もきれいだったし、豪華なゲストライダーと一緒に走れて楽しかった。」、「地元から参加したが、知らないルートを走れてよかった。ずっと行ってみたかったお店にも行けてよかった。来年も是非開催してほしい。」といった声が。
騎西領・中須用水沿いの水と緑のふれあいロード、見沼代用水沿いの緑のヘルシーロード、そして利根川自転車道(ロングコースの一部グループのみ)といった川沿いの道を走り、中川や青毛堀川を渡った今回のコース。
地元の皆様のおもてなしと、加須市内の水辺を満喫していただけたのではないでしょうか。
KAZOLINGでは、引き続き加須市内の水辺を生かしたサイクリングイベントを企画していく予定とのこと。今後の取組に期待したいですね。
【関連リンク】
○KAZOLING
https://kazoling.com/
○加須市物産観光協会
https://kazo-kankou.jp/
○ブリヂストンサイクル株式会社
https://www.bscycle.co.jp/
○さいたまディレーブ(運営:株式会社オリエンタルスポーツ)
https://saitamadreve.com/