
2024年12月1日、元荒川と大相模調整池の周辺で「みんなで!リバサポ清掃部in 元荒川&大相模調節池(越谷市)」を開催しました。約50名が参加し、ウォーキングコースとジョギングコースに分かれてプロギングを行いました。イベントの最後には川のクイズ大会も行われ、正解数に応じてプレゼントもありました。
イベント概要
≪みんなで!リバサポ清掃部in 元荒川&大相模調節池(越谷市)≫
・日時:2024年12月1日(日)10:00~12:30
・場所:元荒川及び大相模調整池
・参加者数:約50名
・主催:埼玉県水環境課
・協力:越谷市、古郡建設株式会社(リバサポ企業サポーター)、尾股由美トレーナー(リバサポ企業サポーター 一般社団法人Running Silent Spirit所属)、越谷市カヌー協会(川の国応援団)、レイクアンドピース株式会社(リバサポ企業サポーター)、水辺のまちづくり館(越谷市観光協会)
プロギングとは?
プロギング(Plogging)とは、スウェーデンで始まったジョギングを楽しみながらごみ拾いを行うエクササイズで、街のごみが減るだけでなく、健康にもよい活動です。
イベントスタート!
参加者は受付で名札をもらい、今日のためのニックネームを書いてチームごとに集合していきます。今回はレイクアンドピース株式会社様のご協力により、後日体験できるHobieの割引チケットも配布されました。Hobieとは足漕ぎカヤックのことで、埼玉県で体験できるのはレイクタウンだけです!


受付が終了し、開会式が始まりました。

水環境課課長からの挨拶の後、古郡建設株式会社の渡辺さんから実施方法について説明がありました。
「プロギングバッグは2種類あり、オレンジには燃えるごみ、青には燃えないごみを入れてください。ごみ袋は全員分はないので、グループ内でコミュニケーションを取って、ごみを拾ったらバッグを持っている人に入れさせてもらってください。今日はプロギングを楽しんでもらって、またやってみたい!と思っていただくことが大切なので、拾いたくないごみは拾わない。気持ち良く拾えるごみだけを拾えばOKです。ごみを拾ったらナイスと声を掛け合いましょう。」

さらに、ごみを拾うコツもレクチャーしていただきました。
背中が丸まって姿勢が悪くならないように視線は遠くを見る、ごみを見つけたら体の横で腰を落として拾う、さらに負荷をかけたい人は足を前後に開いて腰を落とすランジの姿勢でしゃがんで拾ってみるとよいそうです。

続いて、尾股由美トレーナーによる呼吸筋ストレッチで準備運動です。
尾股トレーナーによると、呼吸筋ストレッチとは、肺の周りの筋肉を鍛えて呼吸の質を高めるストレッチということで、「吸う」「吐く」という呼吸をしっかり意識して行います。
スタート
さて、ストレッチが終わるといよいよごみ拾いに出発です。
まず、グループごとに集まって自己紹介から行っていきます。
グループはウォーキングコースのA、B、Cチームとジョギングコースの4チームです。自分たちで決めたニックネームを披露し、円陣を組んで掛け声をするチームもありました。


ウォーキングコース
ウォーキングコースではA、B、Cの3つのチームに分かれて、大相模調整池周辺約3㎞を歩きながらごみ拾いを行いました
Aチーム
Aチームは比較的大人が多めのチームです。
「今日はどこからいらしたんですか?」「どんなきっかけで参加したんですか?」というように参加者同士でコミュニケーションをとりながらごみ拾いをしていきます。

落ちているごみは多くないですが、川沿いの石の隙間には飴の包装や小さなごみなどが。
参加者からは「思ったよりごみが少ない。」「たばこの吸い殻が多いね。」などといった意見もありました。


途中、湖にはサンタさんが!
実は今回、越谷市カヌー協会の方が湖の水上のごみ拾いをしてくれました。

Bチーム
Bチームでは、1歳児を連れたご家族も参加していただき、ゆっくり歩きながら楽しくごみ拾いしていただけました。


「ナイス~!」と声を掛け合いながらごみを拾っていきます。
「こんな場所あったんだね。」「タバコがすごく多い。」「歩く地面も気にしながらこれからは歩きます。」などのご意見もありました。
Cチーム
Cチームは、ファミリー層で構成されており、子供たちと元気に楽しくごみ拾いをしました。

子どもたちも地面を気にしながらタバコの吸殻など、どんどん拾っていきます。

「全然ごみが落ちてない。」「でも、草の下とか見えにくいところによくゴミが落ちてる。」「タバコの吸い殻のゴミが多い。」 と話してくれました。

ジョギングコース
ジョギングコースは約5㎞のコースで、ジョギングをしながら元荒川まで行き、ごみ拾いを行いました。

ジョギングチームに参加した方の中には、「埼玉県の広報を見て参加した。普段から走っているわけではないが、体を動かしたいと思って参加した。」という方もいました。
元荒川の周辺には空き缶やペットボトルなどが多く落ちていました。
ところどころ木の板や大きなごみも落ちています。
ジョギングチームだけでは持ちきれず、サポートスタッフが途中でごみを回収してスタート地点まで戻る姿も。

参加者の中には「みんなとお話ししながらゴミ拾いできるのは楽しい。」と話されている方もいました。
八潮市からいらっしゃった男性は、昔この近くに住んでいて、よく散歩などでレイクタウンに来ていたので、恩返しのつもりで参加したとのことでした。
ゴール!
すべてのチームでごみ拾いが終わり、ゴールをしたらごみを計量、分別していきます。

結果は
Aチーム:1.0㎏
Bチーム:0.8㎏
Cチーム:0.4㎏
ジョギングチーム:9.0㎏
全部で11.2㎏のごみを集めることができました!
燃えるごみ、プラスチックごみ、ペットボトル、缶、木の板など様々な種類のごみがありました。
また、越谷市カヌー協会の方が湖の水上のごみ拾いをしてくれましたが、こちらも多くのごみがありました。

川のクイズ大会スタート!
ごみの計量が終わり、川のクイズ大会が始まりました。
クイズはA・Bの2択問題で正解だと思う側に分かれていきます。
全部で5問あり、正解数に応じてプレゼントもありました。

埼玉県の川や植物についてのクイズが出されましたが、みなさん詳しく、迷わず正解のほうへ。

最後の問題では迷う人もおり、正解が分かれました。
「牧野富太郎が発見した、絶滅危惧種に指定されていて、羽生市の宝蔵寺沼に自生している食虫植物は? A:ムジナモ B:バイカモ」
正解はAムジナモです。
惜しくも4問正解となった人は手ぬぐいやステッカー、見事全問正解した人にはリバサポTシャツがプレゼントされました!
閉会式
川のクイズ大会が終わると、閉会式です。
再び尾股トレーナーが登場し、全員で健康筋トレと呼吸筋ストレッチを行います。

しっかりと体がほぐれ、皆気持ちよさそうにストレッチを行っていました。

最後に、みんなで記念撮影をしました。
リバサポ事務局が、皆様に水辺でのボランティアデビューのきっかけを提供したいと考えて開催した本イベント。
子どもから大人まで多くの方に楽しんでいただくことができました。
水辺を大切にしてくださる仲間を増やしていけるよう、リバサポとしてこれからも取り組んでいきます。