2024年7月21日、柳瀬川に架かる志木大橋周辺の河川敷で「第32回やなせ川いかだラリー」が開催されました。「やなせ川いかだラリー」では、手作りいかだで柳瀬川を下り、操作性、話題性、いかだの出来栄え、材料のアイデア、衣装、演技などを競います。昨年6チームの参加だったところ、今年はなんと9チームの参加申し込みがあり、初参加のチームが3チームあったそう。実は、リバサポチームも初参加してきました!記事の後半で登場するのでお見逃しなく!

イベント概要

・日 時:2024年7月21日(日)午前8時30分から正午ごろ
・来場者:9チームのいかだラリー参加者他、多数の観客・来賓の皆様
・主 催:やなせ川いかだラリー実行委員会・水谷東公民館
・場 所:柳瀬川志木大橋周辺

ユニークないかだたちが勢ぞろい

前日が雷雨で今日の柳瀬川は、川の流れがいつもより速く流量も多め。
いかだの操縦は困難を極めました。
そんな中でも各チームのいかだは観客を盛り上げながらゴールを目指しました!
ここからは当日の様子を写真と共に振り返ります。

記念すべき1艇目を務めたのは、ボーイスカウト志木第1団ローバー隊「持続再生可能を目指せ!」。しかし、乗船するやいなや転覆寸前に…。なんとか立て直して、ゴールしました。
2艇目は、南畑お月見一座「お月見号」。今回のメンバーは初参加とのことでしたが、川の流れの速さや流量の多さをものともせず、非常に安定したいかだの操縦を見せつけました。
3艇目は、あぶデブ(あぶないデブ)「ゴールデンコンビ号」。水鉄砲を持ち、観客の子供たちと撃ち合いを繰り広げました。
4艇目は、みずほ台鬼會「ウンチングZ」。頭にうんちを乗せた仲間たちが、和便器を模したいかだで川を優雅に下っていきました。
5艇目は、現在トップ「これはスゴイ」。いつも乗っているという富士見市内の循環バス『ふれあい号』を模したいかだでゴールを目指しました。
6艇目はわれらが、チームリバサポ「リバサポ号」です。リバチャリバッグ、リバサポの旗、船首に取り付けたリバサポマークのエンブレム、リバサポマークのオールとリバサポ尽くしのいかだで、半分沈みながらもなんとかゴールを果たしました。
7艇目は、OZA WORLD FAMILY「夏だ!すいかだ!すいか割りだ!」。どでかいスイカの乗ったいかだが流れてきました。いかだの上でスイカを割るとなんと中からスイカの身に扮した子どもたちが登場!キュートな子どもたちの登場に大勢の観客が沸きました。
8艇目は、スポーツ推進委員チーム「がんばれニッポン」。イベント当日に71歳の誕生日を迎えたメンバーと一緒に、転覆することなく、昨年転覆したリベンジを果たしました。
9艇目は、第一富士見苑自治会「鯨のやなちゃん号」。海・川をきれいに!というコンセプトのもと、背中から潮を吹くことができる鯨のやなちゃんが巨体を揺らしながら川を下り、前回大会優勝の貫禄を見せつけました。

全いかだがゴールした後は、柳瀬川の河川敷をゴミ拾い

全いかだがゴールした後は、参加者や観客、来賓の皆さんで柳瀬川の河川敷一帯のゴミ拾いを行いました。川との共生をいかだで、川の保全をゴミ拾いで、リバサポの掲げる川との共生・保全をまさしく表したイベントでした。

結果発表の前に、前回優勝者にインタビュー

結果発表の前に、前回優勝チームである第一富士見苑自治会の沼田さんからやなせ川いかだラリーに懸ける強い想いをお話いただきました。

第一富士見苑自治会:沼田さん

「トータルで6,7回優勝している。優勝すると、去年のいかだを超えるいかだを作らないといけないから、毎年アイデアを考えるのが大変なんだよね。去年は話題の大谷翔平選手をテーマにしたいかだを作ったけど、今回はクジラをテーマにしたいかだを作ったんですよ。このクジラ、製作期間が1か月くらいかかったんだよ。15年前は参加チームが10チーム以上あったけど、最近は参加チームが少なくなってしまった。今年は昨年より参加するチームが増えてよかった。来年はもっと増えてほしいね。」

閉会式&結果発表

ゴミ拾いのあと、参加者は志木大橋の下に集まり閉会式が行われました。
結果発表では、第3位から順番にチーム名が読み上げられます。

『第3位、南畑お月見一座「お月見号」!』

見事、圧倒的な安定感を見せつけた南畑お月見一座が3位を獲得しました。

『第2位、第一富士見苑自治会「鯨のやなちゃん号」!』

特大サイズの鯨を乗せた圧巻のいかだで柳瀬川を下った第一富士見苑自治会が第2位にランクインしました。連覇とはいきませんでしたが、沼田さんの顔には笑みがありました。

そして栄えある優勝は、、、

『優勝、OZA WORLD FAMILY「夏だ!すいかだ!すいか割りだ!」』

お父さんと小学5年生のたいしろう君、小学3年生のみれいちゃんの3人で、いかだの上でスイカ割に挑戦し、スイカを割るとスイカの身に扮した子どもたちが登場するという非常にユニークないかだが審査員に評価されました。

なんと個人賞として去年から新設された「ベストパフォーマー賞」もOZA WORLD FAMILYがダブル受賞。有終の美を飾りました。

優勝者インタビュー

OZA WORLD FAMILY「夏だ!すいかだ!すいか割りだ!」

「今年は3回目の出場ということで、実は去年まで2年連続準優勝でした。今回は、優勝目指して子どもたちとも話し合って、変身するタイプのスイカで挑みました。無事優勝できて良かったです。来年も出場したいと思います。」

スイカに扮した子どもたちも、「すっごくうれしかった!」と笑顔で答えてくれました。

主催者の想い

主催者であるやなせ川いかだラリー実行委員会実行委員長 大作忍さんからは、「やなせ川いかだラリーは、川の良いところ悪いところを知ってもらうこと、また、川に親しみを持ってもらうことを目的に開催しています。今日は昨日の雷雨でコンディションが悪い中での開催でしたが、参加者の皆様が素晴らしいパフォーマンスを発揮してくださり盛り上げてくださったので参加者の皆様には感謝を伝えたいです。河川敷の草刈りや駐車場の確保など課題はまだあるので、来年の開催に向けて改善していきたいです。」とお話いただきました。

多くのユニークないかだが柳瀬川を下った「やなせ川いかだラリー」。
初めて参加者として参戦しましたが、非常に活気があって楽しいイベントでした。
来年も開催予定とのことだったので、この記事を読んで「おもしろそう!」と感じた方は来年ぜひ、チャレンジしてみては?

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